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3 修理ルポ~ D)調律する

「調律」という言葉はいろいろなニュアンスがあり、ときどきそれがコミュニケーションで
トラブルになることもある。 各リードの音の ①発音 ②ピッチ(音の高さ) ③質感 とインターバル(2つの音)の鳴り方、
和音(3つもしくはそれ以上)の響き が調律の主なものだと思われる。
他には、立ちあがりの早さ、音量差によるピッチずれの幅、エアのコンプレッション、鍵盤・ボタンのメカの作動性、操作音やノイズ、音色スイッチの作動性も関連してくる。
そのため、「調律をお願いしま~す」と言われ、おいそれと「ハイ、承知しました」と簡単に言って
はいけないものだ、と思っています。
依頼者であるお客様が期待していることが何で、一方楽器はどんな状態になっていて、
どの程度、期待にそえる修理ができるか。ご予算と預けてもらう日数はどうか。見方を変えて
その楽器にとって好ましい音の出かたはどんなものなのか。依頼主はご存じかどうか など、
チェックポイントはたくさんあります。
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3 修理ルポ~ C) リード革を貼る
3)リード革
アコーディオンが音を出すのは、リード(河原に生えるアシの意味。この茎を削ってオーボエなどの
楽器の振動板にしたことから、広くリード=簧と呼ばれる)がジャバラで起こされる風の力で
振動するからだ。風の力をムダなく音に変えるのがリード革で、風の流れの逆支弁の機能を果たします。
表のリードが鳴る時は、革がぴったりしまって、風力をリードに集中。
裏のリードが鳴る場合も、裏に貼った
革が働きます。
リードごと適応するリード革(さぶた革)がある。プラスチック革(バルブ)も同様である。 上
長いリードにはそのサイズに革を切って準備する。
裏(バックスキン)の方向をみて、根もとを下(リードの鋲のあるほう)にして貼る。
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3 修理ルポ~ B) リードまわりのメンテナンス
アコーディオンの修理で一番気を使うのが、リードまわりだということは言うまでもない。
37鍵盤のMMLで 押し引き含め 高音部には222枚、 低音部4列式で96枚、
合計318枚のリードが装てんされている。
これが41鍵盤HMML、MMMLなど4セットタイプだと、同様に328枚と120枚 計448枚になる。
この300枚、400枚のリードのコンディションを見極め、音程と、音質、インターバルと和音
の響きをつむぎだす作業は、奥の深い、手間のかかるものだ。 センスのよしあし
が問われる、難解な作業でもある。
当店でどのような作業をするのかといえば------ 。
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3 修理ルポ~ A)キーボード編
当方で行っている修理の実例をご案内しましょう。
今回は、ExcelsiorのMML 37鍵120ベース。

症状 「鍵盤を押さないのに音が鳴る。バリバリというノイズが出る。キーの動きが緩慢。ベローまわりの修復」
この楽器は由緒ある「うたごえ」酒場で活躍してきた。もう40年近く働いてきた楽器だ。
ヤマト宅急便で1000Kmの長旅をして、わがクリニックの診察台のうえに横たわっている。その汚れ、へこみ、鍵盤のべっこう色の変色を見ると想像できますか。どんな過去をもっているか。
左右のグリルボタンは、なんとガムテープ。Excelsiorのロゴは全て、どこかへいってしまった。ジャバラのリブはすれてベローの色も変わってしまった。それだけではない。ジャバラを動かすとすかすかで、しかもキーを押さないのに複数の音が出る。鍵盤は、いくつかスタック(押したまま戻りの鈍いキー)している。
実はこういった「ひん死」の状態で、当クリニックに持ち込まれるにはそう、珍しいことではない。
広い日本には、今やおそしと''重症楽器''が再生される日を待ち望んでいるのだと思う。
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2 アコーディオンのDNA
アコーディオンはいつ、誰が発明したのでしょうか。
アコーディオンは太古の時代から私たちの祖先が知恵を出して作ってきた楽器の集大成ともいえます。
直接的には1822年 ドイツの技術者F.ブッシュマンが楽器の調律用に作った道具、金属リードで鳴るハンドエリオーネだろう、といわれます。
*リード :河川に生えるアシの茎のこと。茎をけずって笛~オーボエなど~の音源にしています。
そこから振動の 簧(した) のことをリードというようになりました。
(写真 ブッシュマン)
アコーディオンは複数のアイディアを集大成した楽器です。F.ブッシュマン以降、C.デミアンはじめ、P.ソプラーニ、ダラッペ、M.ホーナーなどそれぞれアイディアを----
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1 アコーディオンって、なぜ心地いいのですか?
アコーディオンの修理と調律について、実際に行っている概要、スムースに行う工夫、関連する情報、考え方をご案内します。
楽器のなりたちや機能、調整、不具合の原因などを理解していただくことで、より豊かなアコーディオン・ライフが実現できると信じています。
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アコーディオンが注目される背景について。
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